HONDA スポーツ・グリップヒーター

新年、明けましておめでとうございます。
今回は、HONDA スポーツ・グリップヒーターの取り付けです。

なんと昨年はまったく更新をサボっていたことに気づいて反省しております。
ちゃんと一年中乗っていましたし、夏には鈴鹿にも行ってきました。
2014に取り付けたワイバンのマフラーも無事に車検に通りました。
仙台にツーリングに行った際に、高速道路上に落ちてた鉄片を踏んで、リアホイールが凹んで置いて帰る羽目になったりとか(HONDA Dream 仙台さん、その節は大変お世話になりました。)
結構ドタバタでおもしろい一年でした。
やっぱりFacebookというのは曲者で、投稿すると記事を書いたような気になって、そこで自己満足してしまうようです。
言い訳はこのへんにしておいて、今後もFireStorm乗りに役立ちそうな情報がある時には(そんな需要あるんか?)、記事を書いていこうと思っています。

さて肝心のHONDA スポーツ・グリップヒーターです。
この製品、詳しくは上記のメーカーサイトに詳しく特徴が載っていますが、

  1. グリップの太さが純正と変わらない。
  2. スイッチ一体型で、外観を損なわない。
  3. バッテリー電圧監視システムがあり、電圧低下時には動作を止める。
  4. 手のひら側に比べてレバー操作する指側を温度設定高めにしている。

等のスグレモノです。
冬場に長時間高速乗っていると、冬用グローブはめてても寒くて操作に支障をきたすので、
寄る年波にはかなわず、導入を決めました。
当然ですが、搭載可能モデル一覧にはFireStormは載っていません。
でも、ネットを検索してみると、皆さん案外いろんな車種に流用しているようですし、
わずかですが、FireStormに取り付けている方もおられる様子です。
というわけで、いつものようにろくに確認もせずに、アマゾンさんで入手しました。
ま、見る前に飛べって言うしな。(誰が?)

今回入手したパーツ。
・スポーツグリップヒータ本体 08T50-MGE-000

写真のように、電圧コントローラのカプラーが特殊なので、車種別のアタッチメントは必須でしょう。
今回は、流用している方が「ハーネスの長さが充分あって取り回しがしやすい」とコメントされている、CB400 SF用を流用しました。

CB400 SF用グリップヒータアタッチメント 08T70-MFM-C00

すみません、写真撮る前に取り付け開始しちゃいました。

・HONDA ボンドA 08CRD-B010S0
左側グリップをハンドルパイプに接着するための耐熱ボンドですね。

このほかに、搭載可能モデルにお乗りの方には、ポン付けでテールライトのカプラー等から電源を取るための、サブハーネスなるパーツが必要になりますが、流用される方はどのみち自力で電源とらなければならないので、不要です。

取り付けに必要なマニュアルは、パーツには同梱されていませんでした。
アタッチメントにマニュアルをPDFで見るためのサイトのURLがあり、
ダウンロードして、あらかじめ印刷しておきました。

さて、仕事が終わってから大晦日にガレージにこもって、取り付け開始です。
最初に、アクセルワイヤの取り回しに一番苦労しそうだとあたりをつけて、難しそうなところから作業開始です。
簡単なトコから始めて、後から痛い目に何度あったことかw

気になっていたスロットルグリップの形状ですが、

右がオリジナルのスロットルなので、ほとんど同じ形状です。長さもオリジナルとほぼ一緒。
これはいけそうだ!

予想通り、オリジナルのスロットルグリップの取り外しは、すんなり行ったのに、
アクセルワイヤのタイコの部分の取り付けが、ハンドル側の遊びを最大にしても出来ません。
注意が必要なのは、ここでラジオペンチなどを使用して、アクセルワイヤを無理やり引っ張ったりしてはダメです。
タイコに傷がついたり、ワイヤが変形したり傷ついたりしたら、致命的な事故につながりかねません。

穴の形状からすると、先にアクセル側のタイコをはめて、後から戻し側のタイコをはめる様子ですが、
知恵の輪状態で、外せたのに、どうやってもはめられません。
ここで苦闘すること30分あまり、う〜んどうしよう。
キャブレター側のスロットルワイヤを外すためには、FireStormはタンクもエアクリーナーボックスも外さなければなりません。
挫折して、危うくビール飲んで紅白見ちゃうとこでした。

ここでコーヒーを淹れて、ちょっと休憩。
「サービスマニュアルではスロットル交換どうやれって書いてるのかな?」
と思いついて、読んでみました。
先に右ハンドル外せって、ちゃんと書いてあります。
外してみたら、遊びが増えて、あっさり手でタイコがはめられました。
良い子の皆さんは、先にサービスマニュアル読みましょうね。

左側のグリップの取り付けは、簡単でした。
マニュアルにある通りに、あらかじめパーツクリーナを隙間にスプレーしておくと、ボンドが溶けて取り外しも楽でした。
取り付けの際に、途中で力ずくでないと入らなくなってしまった場合なども、慌てずにパーツクリーナをスプレーすれば、嘘のようにスムーズに入れられるようになるので、参考にしてください。

アタッチメントのハーネスの取り回しですが、
ハンドル間の遊びは若干CB400用は長すぎましたが、大は小をかねるです。
タンク下を通してシート下にコントローラを取り付けるためのハーネスの長さは丁度良い長さでした。

電源はETC用に取ってあったものを分岐させることにしました。
アタッチメントのマニュアルには配線図が無かったため、2Pカプラのケーブルのどっちがプラスなのか見た目ではわかりません。
ケーブルの色もわかりやすい赤と黒とかではありません。
でも原則、ヒューズボックスにつながっている方がプラスのはずなので、こっちを電源につなぎました。

仮の取り回しをした後に、いよいよスイッチオンです。
即座に、プチっとどこかのヒューズが飛ぶ音がw
ああ、やっちまったかと思いながらテスターで各部の電圧チェックです。
調べた結果、ETCの電源が来ていません。
ETC電源取り出し部のヒューズを調べてみたら1Aで、これが飛んでました。
そら無理だわなと、10Aのヒューズと交換して解決しました。
良い子の皆さんは真似しないでください。

スイッチオンで、LEDがちゃんと点滅して、即座にあったかくなります。
素手では熱く感じるほどです。

右側はこんな感じです。

若干グリップの電源ケーブルが手前側に出ているように感じますが、
これはアクセルをひねった際に、アクセルワイヤと干渉するのを防ぐための安全設計と思われます。

ハーネスの最終取り回しと、タイアップを完了して、年越しまでに無事作業終了できました。
嬉しくなって、近場の京浜島つばさ公園まで、初日の出を見に行ってきました。

グリップヒータの効果は絶大です。
今日のような比較的暖かい冬なら、強・中・弱、三段階の弱でも十分です。
こんなにいいものなら、やせ我慢せずにもっと早くつければよかった。